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仏陀(ブッダ)と釈迦の違い
釈迦は仏陀(ブッダ)の内の一人
仏陀(ブッダ)と釈迦の違い

よく仏陀(ブッダ)や釈迦という言葉を耳にしますが、それらはどういった違いがあるのでしょうか。一体何を指すのか、人なのか仏像なのかわかりづらいように思えます。


そもそも仏陀(ブッダ)とは固有名詞ではなく「目覚めた人」「悟りを開いた者」という意味です。従いましてお釈迦様が仏陀(ブッダ)になられたのは、出家をされてから6年の凄まじい苦行をした後、難行苦行では悟ることができないと知って、ナイランジャーナ河、「尼連禅河 (にれんぜんが)」で沐浴をしました。そこを通りかかった村娘のスジャータに乳粥を頂き、元気をとりもどしたという伝説があります。そしてブッダガヤーの菩提樹の木の下で深い瞑想に入り、悟りを開かれた後からであります。


そして仏陀(ブッダ)とはお釈迦様一人を指すのではなく、「三世十方(さんぜじっぽう)」の諸仏も指します。三世とは過去・現在・未来のことで、十方とはあらゆる方角を指します。つまり全ての仏様はブッダということになります。ブッダはその音を漢字に写して仏陀と記します。


釈迦は仏陀(ブッダ)であり個人を指します。が、仏陀(ブッダ)は特定の人を指すわけではありません。仏陀(ブッダ)の内の一人は釈迦になります。


釈迦とは釈迦族出身を意味し、「釈迦牟尼(しゃかむに)」「釈迦牟尼世尊(しゃかむにせそん)」「釈尊(しゃくそん)」とも聖者という意味で呼ばれます。本名はゴータマ・シッダールタといい、ガウタマとは最も優れた牛という意味です。牛はインドでは神の乗り物として神聖視されますが、釈迦族では精霊的シンボルとして牛を崇められていたとも推測されます。シッダールタとは目的の成就という意味で、父親の後継者として待ち望まれた誕生であったという理由からか、後世に悟りという目的を成就したという意味でつけられたのかもしれません。


2,500年前に現在のネパールのルンビニーという所で、父シュッドーダナ「浄飯王(じょうぼんおう)」と母マーヤー「摩耶夫人 (まやぶにん)」の長子でシャカ族の王子として生まれました。

過去仏(かこぶつ)や弥勒菩薩に代表される未来仏といったように過去・現在・未来に様々な仏陀(ブッダ)がおられると考えられます。過去仏の中では「過去七仏(かこしちぶつ)」や「燃燈仏(ねんとうぶつ)」弥勒菩薩は現在は兜率天(とそつてん)に住み、遠い未来(56億7,000万年後)にお釈迦様の救いに出会わなかった衆生までをも救うために降りてくると信じられています。

そして様々な方向に浄土があり、そこには仏陀(ブッダ)がいるとされます。

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釈迦如来

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ヴァジュラサットヴァ(金剛薩た)

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多羅菩薩(ターラ)

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弥勒菩薩(マイトレーヤ)

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毘沙門天(多聞天)

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大黒天(マハーカーラ)

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ミラレパ

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パドマサンバヴァ(グルリンポチェ)

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せん仏(ツァツァ)

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