お釈迦様はどのようにして悟りを開いたのでしょうか?
決して人の言葉や説明をきいて悟りを開いたのではなく、深い瞑想をして天地宇宙の声を聞き悟りを開かれたのではないでしょうか。このことからも仏教において瞑想とは非常に大事なものです。
六波羅蜜(ろくはらみつ・ろっぱらみつ)は大乗仏教において菩薩に課せられた6種類の実践項目です。
禅定とは、サンスクリット語のdhyāna, ディヤーナという語の音写と、その意訳である定との合成語です。ひとつの対象に完全に集中し、真理を観察することです。
三学(さんがく)とは、仏道を修行する者がかならず修めるべき基本的な3つの修行項目のことをいいます。
この三学は上記のとおり三蔵に相当しております。
三学それぞれの関係は、
?戒をまもり生活を正すことによって定を助け、?禅定にある心によって智慧を発し、?智慧は真実を正しく観察(かんざつ)することができ、それによって真理をさとり、結果として仏道が完成されます。
このように心を静めたり、精神統一したり、真理を観察したりすることは仏教において非常に大事なこととされています。つい忙しかったり、疲れてくると呼吸も乱れてきますし、大事なことに気づかなかったりします。少しでも一日に自分の心と向き合う時間を持つというのはよりよく生きるためには大事なことかもしれません。